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2019.07.01
野球肩 治る期間を知る方法と医療機関の選び方 セカンドオピニオン
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セカンドオピニオンで治る期間を知る方法
①治療期間に対するポイントが異なる。
②治療期間は担当の先生の判断で変わる
③医療機関の選び方
④野球肩・肘で言われる3つの事
☆両者の立場を踏まえて提案する治療法
☆野球肩・野球肘のリハビリ方法
野球肩、野球肘の治療で病院や整骨院や鍼灸院等で治療を受けている方は担当の先生に
最初にする質問が大切。
「野球肩(肘)はどのくらいで治りますか?」
この質問は後に詳しく説明しますが、非常に重要な質問です。なぜならこの質問には2つの意味が存在しているからです。
患者:全力投球できる日もしくは投球を開始できる日
先生:骨が癒合するまで。炎症が治まるまでリハビリ期間終了まで。
分かりやすく言えば
治る期間(治療期間)は先生側と選手側ではエンドポイントが違います。
患者様と担当の先生では”治療期間”における終了ポイントが異なります。
医療機関は炎症がない。骨が癒合しているなど科学的所見を以って治療が終了となります。
一方、選手は全力投球可能になって治癒と考えています。つまり、科学的所見を認めなくても痛みが生じるという事が実際に起きます。
これは野球肩、野球肘のケガのみならず、どの症状においても異なるケースはよくあります。
例:
先生の考え方
医学的に炎症緩和し疼痛(痛み)が消失した。日常生活(ADL)にも支障をきたさないレベルでであれば治癒と判断致します。
運動選手(野球選手)の考え方
一方、運動選手(ここでは野球選手)は競技パフォーマンスを納得いく動きや動作が出来るようになって初めて”完治”したと考えます。
つまり、
日常生活(ADL)の回復が=”完治”ではないのです。
一般の方や野球選手、どなたに対してもお伝えできるのが、
治る期間=”全治”の期間は
その担当の先生によって変わる
という事です。
例えば3つの医療機関、3人の先生に診察してもらった場合、
①3週間
②1か月半
③3か月
判断が分かれる場合があります。結論から申し上げますと3人の先生の回答の全て正解。間違っていません。
治療期間はその先生のもとで治療をした場合
①3週間
②1か月半
③3か月
かかります。という意味なのです。だからこそ、患者さんの最初の質問で決まるのです。
治療期間が異なるので何が正しいのか分からなくなったとしても担当の先生が患者様に伝えている事は間違いではないのです
医療機関の選び方
なぜ、その整骨院や接骨院、整形外科や総合病院等を選ぶのでしょうか。大よそ下記の条件で皆様受診されていると思います。
①最新設備
②自宅からの距離
③親しみやすい先生
④セカンドオピニオン
⑤治るまでの期間を短縮できる先生はいないか
⑥紹介された
⑤の治るまでの期間を短縮できる先生はいないのか
に関しては患者様がその場で判断する事は余程専門知識があるか、過去に何度もお同じケガや痛みを繰り返しているかしかありません。
誰でも痛みは早く取り除きたい。解放されたいというのが心情です。医療機関(担当の先生)は選ぶ事が大切だと思います。
積極的に「治療期間はどの位で治りますか」という質問をしてみましょう!これにより納得のいく治療方法と正しい治療期間が分かる事になります。
合わせて読みたい記事
野球肩で受診すると必ず言われる3つの事
野球肩、野球肘の治療で整形外科や接骨院、整骨院、鍼灸院等、皆様どこかに受診します
その際、担当の先生から良く言われることについてまとめました。また接骨院北原が医療側と選手側の両者の立場で治療期間を縮める方法を解説してみます。
①安静、○週間は投球中止。
②徐々に投げていきましょう。
③バッティング、素振り中止
1、安静。○週間は投球禁止
受診すると90%の確率で投球中止や安静を言われます。この治し方は決して間違っているわけではございません。その理由は日本の医療が西洋医学式で対症療法を基本としているからです。
治療期間を縮める正しいリハビリ方法
投げて痛みがでるのだから、投げなければ良い。という考え方が主流。投げなければ炎症も落ち着きます。
そのため野球肩、野球肘の治療期間は早くなることもあれば安静にしていたのに投げ始めたらまだ痛い。日常生活には支障はないが、ボールを握ると痛みがでるという事が起こる可能性が高くなります。
投球動作を全身運動から分析し、痛みの発生原因を追究。
今出現している痛みを原因から取り除きます。その治療方法の一つとして取り入れているのが「投げる。をリハビリに®」というリハビリの方法です。
2、徐々に投げていきましょう
これも安静と同様に炎症期が終了し、リハビリ期という治療期間になると徐々に投球を開始していきます。
POINTアドバイス
徐々にという表現は非常に曖昧です。「4割・7割なら大丈夫ですか」と質問してみましょう。
投球には4割の壁、七割の壁が存在します。ですから、実際に投げてみないと分からない部分があるためです。多くの医療機関内で実際に投げて確かめるという事は困難ですからこの質問が大切になります。
当院は院内に実際に投球できるスペースを確保しておりますので、ネットスローを行いながら画像で確認し、治療の効果がどう出ているかをチェックしながら施術を行っていきます。
3、バッティング、素振り中止
野球肘で痛みが発症した時に素振りでも痛みが出る場合と出ない場合がありますが右投げ右打ち。右投げ左打ち。左投げ左打ち。タイプによって痛みが出現する場合としない場合があるので、バッティング開始と中止の判断が分かれます。
詳細は関連記事に記載
先生によって分かれる意見
患者様が「バッティングはやってよいですか?」という質問に対し「バット振って痛みが出なければやってよいですよ」という回答をする先生もおりますが、曖昧な判断をされる先生や理由なくバッティングや素振りを中止してしまう先生もいます。
どの先生に出会うかはその選手の選手生命だけでなく、チームのメンバーにも影響を及ぼします。
POINTアドバイス
なぜ、バットを振ると痛みがでてどうすると痛みが出ないのかを指導致します。
答え:「○コースの○の部分をスイングすると痛みが出る。だから○コースと○コースなら痛みが出ないので、そこに来たら全て振っていってください。○コースは全て捨ててください。」
如何でしょうか?痛みの出現ポイントを明確にし、現場での対応策までアドバイスします。
関連記事
最後に
なぜその医療機関を選ぶのか。という理由のこの3つ
④セカンドオピニオン
⑤治療期間を短縮できる先生はいないのか
⑥紹介された
この3つを徹底的に追及し一人でも多くの野球選手の為に研究を毎日行っております。