ブログ

コラム

2019.12.16

野球体験会、硬式?軟式?チームを決めるこの時期に最も多い質問。ケガを気にして迷っている方は必見

野球体験会、硬式?軟式?この時期に最も多い質問

年内の大会や練習は一旦区切りの目途が立った頃。来年中学生になるにあたりどこのチームに決めようか悩んでいる方も多いと思います。

当院はお陰様で多くの選手にご来院頂いておりますが、その際親御さんからよく受ける質問にお応えいたします。

 

硬式?軟式?どちらが痛めにくいでしょうか?

痛みが出現する時には投球フォームが何らかの理由で変わり(下記にその理由を解説)、肩や肘に負担がかかっているからケガに繋がるのです。

つまり、硬式のチームに入ろうと、軟式に入ろうとどちらが痛めにくいかと言われると結局、投げ方が問題なければどちらのチームに入っても問題は無い。という事なのです。

 

治療サービス

つまり投げ方に問題があれば硬式であろうと、軟式であろうと痛める結果となるのです。

痛みの出ない投げ方をしていれば痛みは発生しません。

 

関連記事

週刊誌AERA取材「大船渡高校の佐々木選手に関する野球肘への意見」が掲載

 

では、

投げ方が変わってしまうなんらかの理由とは一体何?

ここを診ます。

硬式と軟式の違いを見ます。

 

重さ

・硬式ボールの重さは141.7~148.8g

・軟式ボールの重さは138~139.8g

結果:硬式>軟式:硬式ボールは軟式ボール(M球)に比べ重い

 

これは体格やその選手の筋力差に個人差があるため、体格が大きく、筋力のある選手の方が痛める可能性は低くなります。

 

関連記事

野球肩・野球肘にならないために。ボールの重さが変われば関節の負担も変わる。

 

次に大きさの違い

・硬式ボール:72.93~74.84mm

・軟式ボール:72~±0.5mm

結果:硬式>軟式:硬式ボールは軟式ボール(M球)に比べ大きい

大きさに多少の違いはあるものの硬式ボールの方がやや大きくなります。これはその選手の手の大きさによって握り方が変わります。

 

手の小さい選手は大きい硬式ボールを握ると指先に力が入りずらくなるため投げ方が変わる可能性が高くなります。

つまり体格が大きくても手が小さければ痛める可能性は高くなりますが、体格が小さくても手の大きい選手は痛める可能性は低くなるのです。

 

結論

硬式だから痛めやすい→×

軟式だから痛めにくい→×

軟式でも硬式でも投球動作の問題

 

小学生から中学生は成長期であるが故に急に身長が大きくなる点や手の大きさ筋力差によって投球動作に変化が起きやすいという事が発生の原因になります。

 

野球肩専門治療

 

入学当初は小柄で痛みの出やすい体格や筋力であったとしても1年後は身長が伸び、筋力もついてくると痛めにくい状態になっている事もよくあります。

 

従って、ご相談される親御さん達には上記の点を良く説明し次の様に述べています

 

ボールの違いによって

ケガしやすい、しにくいという理由でチームを決めるという事は考えなくても良いと思います

 

合わせて読みたい

野球肩・野球肘の治療で最も大切なリハビリ方法

 

 

 

ご予約・お問い合わせ