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コラム
2020.01.30
野球肩の治療法 スリーステップで見直す正しい投球フォーム
”野球肩”を正しい投球フォームで改善
①投球動作を分解
②野球肩の種類
③正しい投球フォームとは
⇒痛みや違和感が出現した場合は!?
④野球で肩を痛めない為に気を付ける日常のポイント
⑤このスリーステップがポイント!グラウンドと同じ環境下で行うリハビリ
①投球動作を分解
投球フォーム(動作)は6つに分類されます。
①ワインドアップ
②コッキング(前期)
③コッキング期(後期)
④アクセル期(加速期)
⑤リリース期(減速期)
⑥フォロースルー期
画像でフォームを分類を解説しています。↓
野球肩の種類
①肩関節関節唇損傷
関節唇:肩関節を安定させる吸盤の様なもの
②インナーマッスル障害
(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)
③上腕二頭筋長頭腱炎
:力こぶを作る筋肉が肩関節周囲で腱になっている部分
④三角筋損傷
:腕を横に(外転)挙げる為の筋肉
⑤インピンジメント症候群
:鎖骨の肩峰端と上腕骨との間で筋が挟まる
日常や投球動作で腕を挙げようとするとい違和感や痛みを訴えます。
野球選手の投球動作では力を入れて投げれば投げる程(大よそ6割程度に強さで投球で強い痛み)痛みが増大します。
③正しい投球フォームとは
正しい投球フォーム=綺麗なフォームではありません。一見似ている事を言っている様ですが、これは全然意味が異なります。
選手の投げ方は十人十色です。綺麗なフォームむ十人十色ですし、そのスタイルによって異なります。ですから
正しい投球フォーム=痛みの出ないフォーム
という事なのです。綺麗なフォームで投球しても痛みはでます。この時期に自分のフォームを見直してみてください。
痛みや違和感が出現した場合
見直す
ポイント1
投球フォームを(①を参照)分解しどの”期”で痛みが出るのか?
ポイント2
”期”が分かったらそこをどの角度と向きで投球したら痛みが出ないのか?
シャドーやネットスローを行う
ポイント3
痛みがでない=正しいフォーム
痛みが出現⇒ポイント2へ戻る
これを繰り返し見直す事が大切
投球制限(球数制限)が導入され”フォームを見直す”という事が非常に重要視されています。
しかし、自分のフォームを動画で見ても綺麗なのになぜ?と感じている選手は多いのではないでしょうか?ある程度キャリアのある選手程その様に考えている傾向にあります。
④野球で肩を痛めない為に気を付けるポイント
日常的に気を付ける注意事項です。
ついやってしまいがちな日常生活動作を挙げました。
下記は特に野球肩で来院した選手にヒアリングを行い統計をとった動作です。
①バッティングフォロースルーで片手を離さない。
②投球側の肩を後ろ回しをしない。
③痛い部分はどこだったか?
肩を回旋させて確認しないで下さい。
④腕枕をしないでください。
⑤投球側の肩を下にして就寝しない様にして下さい。
(本当に寝てしまったら仕方ありません)
⑥おもりを持って肩回しをしない。
⑦セラバンドでインナーマッスルをしないでください。
⑧懸垂
⑨ショルダープレス等
肩を上に挙げるフリーウエイト
⑩入浴中に冷水で肩周囲を30秒から1分間かけてください。
⑤3ステップがポイント!グラウンドと同じ環境下で行うリハビリ方法とは
なぜグラウンドと同じ環境下でリハビリを行う事がポイントか解説します。
それは、野球選手と一般の方では完治。治る。に対する評価の方法がことなります。つまり一般の方では日常生活で痛みが消失すれば良いでしょうが、野球選手はそうではありません。
投球が可能になって初めて完治。治った。と評価する為です。
この選手の気持ちや投げるに対する治療方法を通常と同じようなリハビリの方法を行うと、日常生活の痛みはない。しかし、投げると痛い。という現象が良く起こります。
ですから、実際に投げれるような環境を作りだすことによって正しい治療の評価を行う事が出来るのです。
ステップ1:検査
ステップ2:治療
電気治療からマッサージやストレッチ、特殊レーザーを使用し損傷した筋肉や靭帯に対して修復を早めていきます。
ステップ3:「投げる」をリハビリに。®
野球肩治療のために研究を重ねた「投げる」こと自体をリハビリの一環で行い、治療から投球までを同時に行います。その為、その場で治療の効果やどの程度投球できるかが瞬時に分かります。
このスリーステップで早期回復を目指すのです。
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