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コラム

2020.03.30

野球肩が発症する理由は何か?最も多い6つの原因

野球肩で気を付ける治療の大切なポイント

練習が再開し日程が詰まっている中でどうしても連投や連戦が避けられない状況下において今迄肩に違和感や痛みを感じていた選手にとっては朗報の様に投球を避けることによって痛みが緩和されるのではないかと考えていた方が多く見受けられました。

しかし、いざ練習を再開し投球を開始するとやはり依然と変わらず痛みや違和感が出現しています。

 

ここが誤解しやすい治療のポイント

野球肩の治療において「肩を休ませられる」という点においては良い事です。休ませる事によって肩関節内の筋肉や靭帯の繊維が修復されますのでその点についてはプラスです。しかし、これはあくまでも根本的解決にはなりません

 

”今”発生している痛みの消失は休ませることによって回復しますが、野球肩が発症してしまった本当の理由は一体何か?を考える必要があります。

 

野球肩が発症した本当の理由は何でしょうか?特に多いつ6つの原因を挙げました。

①筋トレのやりすぎ

②投げすぎ

③フォームを変えた

④バッティング練習のやりすぎ

⑤ストレッチで伸ばしすぎた

⑥投球を中止したことで投げ方を忘れてしまった。

 

他にも理由は個々あると思います。①の筋トレのやりすぎや④のバッティング練習のやりすぎから発症した野球肩であればその治療方法の一つとして安静が最もよく、大いに改善する事が期待できます。

しかし、②投げすぎや③フォームを変えた事が原因で発症している場合は安静にしていても治りません。

⑥の投球を中止したことで投げ方を忘れてしまった。場合は特に治療方法を考える必要があります。

その原因は”投げ方”にあるのです。

従って、

安静⇒痛み消失=投球可能。とはいきません。

 

痛み消失=投球可能ではないのです。

 

ここが選手や親御さんに多い誤解と言えます。同じ野球肩であっても治療の方法は異なります。

 

治療の方法が異なる理由は”発生原因が違う”部分にあります。

 

②の投げすぎや③のフォームを変えたことで痛みが発症したケース。大半の方が痛みを早く改善させたい気持ちがありますから、治療方法の一つとしてストレッチを行います。この場合、注意が必要です。

 

ストレッチが逆効果になるケースも

しかし、投げすぎという原因は肩関節周囲の筋肉や靭帯を繰り返し伸ばすことによって筋肉や靭帯の繊維を損傷させているわけですから、そこへストレッチ(伸ばすという意味)を行うとどうでしょうか?

修復しようとしていた繊維をまた伸ばすことによって再度痛めてしまう事が多くあります。大半の選手は痛い部分に刺激を多く加えるストレッチをしますので、余計に悪化する可能性ります。

 

この様なケースにおいては、野球肩発症の理由である投球フォームを見直す事が最も大切です。

自分の時間を確保し易い今だからこそ、自らのフォームをチェックした基本動作の確認をするチャンスです。

自分で野球肩を治療してみましょう。

 

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