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コラム

2020.04.02

野球肩を引き起こす指先感覚の低下とは?

野球肩を引き起こす指先の感覚の低下。発症・再発させない為に。

前回、野球肩発症の理由として多い5つの原因を挙げました。

活動自粛や大会延期によって投球する数が少なくなる事は良い事ばかりではありません。新型コロナウイルスに関する報道が毎日TVで流れているから聞いたことがある方も多いと思います。2次感染。

 

ここに注意

野球肩の治療は痛みを取り除くだけでは意味がありません。あくまで全力で投球が可能にならなければ完治したとは言えません。
活動自粛や練習の頻度が減る事によって今度は指先の感覚(ボールの縫い目や山に指先がひっかかりにくくなりボールが抜けてしまう)が2次症状を発症するケースです。

 


ボールに指がかからなくなるため、当然痛みが減ってもボールに力が伝わりにくくすっぽ抜ける様になります。
この2次症状の出現によって多くの選手がまた指先に原因ではなく肩に問題があると誤解しフォームを見直します。その結果また野球肩が再発するといった繰り返し発症につながるのです。

 

野球肩の治療困難ケースにならない為に。

フォームに問題が無くても指先の感覚変化によって引き起こされる野球肩の治療はその殆どが画像や数値に表すことが出来ない為、治療困難ケースとなり長期化します。

長期化させない、感覚低下させない為にも、野球肩の発生原因を特定しその原因に狙いを定めた治療プランを個別に作成する必要があります。

練習や活動が再開する時には一気に活動が活発化する事が予測されますが、その時に最も注意しなくてはならない、検査画像にも現れてこないボールが指にかからない現象を最大限防ぐ必要があります。

 

 

肩関節や肘関節の表面の痛みが無くても投球が上手にいかず悩んでいる選手も多くいます。

指先の感覚低下の回復方法から感覚低下が起きるのか。

本当に細部の部分ですが、投球はこの部分で決まります。

そこまでしっかり管理できる専門家はごく少数です。

結果、治療困難ケースになるのです。

 

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