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コラム

2019.08.06

投球制限が危険な理由を説明します。

今までのグレーゾーン

最近特に注目されている球数制限話題。そこのフォーカスが当たれば当たるほど、野球肘の治療は益々困難になるでしょう。

 

投げすぎ、使いすぎ

今まで医療機関側としては、グレーな言い回しとして通用していた「投げすぎ」「オーバーユース」と理由をつけて受診していた患者様に「投げすぎです。」「投球を制限しましょう」とアドバイスをしていました。

 

そして一定の期間投球を中止させ、そして選手に少しずつ投げましょう。と指導してきました。

 

痛み発生の原因は”投げ方”

現場監督、コーチは認識

痛みの発生は”投げ方”つまり、フォームにあるという事を実は、現場のスタッフの方はしっております。そして、当院にはデータをとり学会にて発表し医学理論をもとに痛みの発生は数ではなく投げ方にあるという事を証明してきました。

 

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そして毎月に600人以上の選手を治療している当院は野球肩や肘で来院された患者様に対し「球数制限してください。」「使いすぎです。」「オーバーユース」です。「安静にしてください」という”言葉”アドバイスはいたしません。

 

数値化された発生原因

「○球に制限」と数値化したことで患者様にとって理解や納得がし易くなりました。

単純に○球以内なら大丈夫。と考えますがその反対に守っても治らなかったらどうなるでしょう。

野球肘や野球肩で悩んでいる選手は”自分だけ”の身体ではありません。”チーム”に迷惑がかかります

 

1球で痛みが出現。誰でも分かる結論。球数ではない。

痛みのでる場所を使って投球すれば1球で痛みが出現します。言い換えればその痛みの出ない投げ方をすれば投球は可能になります。1球、10球、20球投げて痛みが出現した場合、患者様はこう言います。「先生が言った通り、投球制限を守ったのに治りません。」

 

患者さんと先生の信頼関係が疑心暗鬼になります。どれだけ良い治療を行っても信頼関係が構築されないと良い結果はうまれません。

「何球以内なら大丈夫でしょうか?」20球でだめなら10球でしょうか?

 

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セカンドオピニオンを。時にはこんなケースも。

8割は投げれるのに全力では投げれない。どう説明する?球数制限。

これが医療機関にとっては一番難しいでしょう。少々野球をかじっている先生や野球肘を得意と謳っている医療機関でもこの「8割の壁」を説明し、10割まで可能にさせることは難しいでしょう。故に、球数の問題ではないということがもうお分かりですね。

 

8割100球投げれても10割は5球が精いっぱい。8割投げれるのに、投球を中止してください。と言えますか?仕方がないので投げないで。とは言えません。本当に野球選手の気持ちを理解しているあれば決して言いえません。

 

「8割の壁」しっかりとした理由があります。○○だから投げれない。こうすればその8割の壁を越えて全力で投げれますよ。

その理由を説明し患者さん自身に治療の評価をしてもらいます。

 

野球肘治療最高峰 日帰り施術

治療前と治療後で患者さん本人に評価をして頂きます。悩んでいた患者様であればある程「今まで何だったのだろう」と頷かれますがここからが第一歩です。

 

治療後に実際に投球してその効果を確かめる事ができる治療院は都内にはありません。

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